2つの投資スタイルの違い

株式投資の世界には多様なアプローチがありますが、最も代表的な2つがバリュー投資グロース投資です。

項目バリュー投資グロース投資
基本思想割安に放置された優良株を買う高成長企業に先回りして投資する
重視指標PER・PBR・配当利回り売上成長率・ROE・モメンタム
代表的投資家ウォーレン・バフェットフィリップ・フィッシャー
得意な相場金利上昇局面・景気回復期金利低下局面・強気相場
リスクバリュートラップ(安くて当然)高バリュエーションによる急落

バリュー投資の特徴

バリュー投資は、市場が何らかの理由で見落としたり過小評価したりしている株を、本来の価値より安く買い、価値が認識されるまで保有し続けることで利益を得る手法です。

バリュー投資の鍵: 「安いのには理由がある」場合と「不当に安い」場合を見極めること。前者はバリュートラップ、後者が真の投資機会です。ROEや成長率での確認が必須です。

グロース投資の特徴

グロース投資は、売上や利益が市場平均を大きく上回るペースで成長している企業に投資し、その成長とともに株価上昇の恩恵を受ける手法です。

グロース株は金利上昇局面で売られやすい特徴があります。将来の利益を現在価値に割り引く計算で、金利が上がると将来利益の現在価値が下がるためです。

どちらが優れているのか?

どちらが優れているかは、相場環境や投資期間によって異なります。長期的に見ると、優れたバリュー株もグロース株もどちらも高いリターンを生んでいます。

米国市場では2010年代はグロース株(特にGAFAM)が圧倒的でしたが、2022年の急激な金利上昇でグロース株は急落し、バリュー株が相対的に優位となりました。両スタイルを組み合わせて保有することがリスク分散に有効です。

注意: 「今どちらが良いか」で毎年スタイルを変えることは、パフォーマンスを悪化させる原因になりやすいです。自分のリスク許容度に合わせた長期スタンスが重要です。

HG Analyticsの部門設計

HG Analyticsでは、投資スタイルに合わせて3つの部門を設けています。

部門主要指標特徴
バリュー部門PER・PBR・配当・ROE割安・安定重視。守りの投資
グロース部門売上成長率・ROE・モメンタム高成長・高リターン狙い
高配当部門配当利回り・PER・ROE安定収入重視。リスク低め

各部門で独自のスコアリングを行い、55点以上の銘柄をBUY判定します。自分の投資スタイルに合った部門の銘柄を参考にしてください。

なお、総合スコア(テクニカル+ファンダメンタル)が70点以上の銘柄は、スタイルを問わず注目候補として全部門共通でBUY表示されます。