EPSとは?1株あたり利益の見方とPERとの関係を初心者向けに解説
📋 この記事のポイント
- EPS=当期純利益 ÷ 発行済み株式数。株1株あたりの稼ぎを示す
- EPSが継続的に増加(EPS成長)している企業は株価が上昇しやすい
- PER=株価÷EPSで計算。EPS×適正PER=理論株価を算出できる
- 新株発行・ストックオプション行使でEPSが希薄化(下がる)するリスクに注意
EPSとは何か
EPS(Earnings Per Share/1株あたり当期純利益)は、企業が1年間で稼いだ純利益を、発行済み株式数で割った数値です。
EPS = 当期純利益 ÷ 発行済み株式数(自己株式控除後)
例えば純利益100億円・株式数1億株の企業のEPSは100円です。
EPSとPERの関係
EPSはPERの計算に直接使われます。
| 計算式 | 意味 |
|---|---|
| PER = 株価 ÷ EPS | 株価がEPSの何倍かを示す(割安・割高の判断) |
| 理論株価 = EPS × 適正PER | EPSが予測できれば理論的な目標株価を計算できる |
例:EPS 200円の企業に「同業種平均の適正PERは20倍」と判断すれば、理論株価は4,000円と算出できます。
EPS成長率が重要な理由
株価は「将来のEPS」を先取りして動きます。EPSが毎年10〜20%成長している企業は、市場から高いPERで評価される傾向があります(グロース株のPERが高い理由)。
| EPS成長率 | 評価 |
|---|---|
| 0%未満(減益) | 要注意。業績悪化で株価下落リスク |
| 0〜5% | 緩やかな成長。成熟企業に多い |
| 5〜15% | 安定成長。長期保有に向く |
| 15%超 | 高成長企業。高PERでの評価が正当化されやすい |
実績EPS・予想EPS・修正EPSの違い
- 実績EPS:過去の確定した利益から計算。決算書で確認できる
- 予想EPS(会社予想):企業自身が発表する当期予想。投資判断の基本
- 予想EPS(アナリスト予想):証券会社のアナリストが独自に予測。コンセンサス予想とも呼ぶ
希薄化EPSとは
新株予約権(ストックオプション)や転換社債などが行使された場合を想定してEPSを計算したもの。潜在的に株式数が増える分、EPSは低くなります。成長企業のストックオプション発行が多い場合は、希薄化EPSも確認することが重要です。
よくある質問
PEGレシオとは何ですか?
PEGレシオ=PER ÷ EPS成長率(%)です。成長率を加味した割安度の指標で、1倍以下が割安の目安とされます。例えばPER20倍・EPS成長率20%の企業のPEGは1.0倍。PER30倍でも成長率30%なら同じ1.0倍です。高PERのグロース株の割安度を測るのに有用です。
一時的な特別損益でEPSが大きく変動することはありますか?
あります。工場売却・有価証券評価損・訴訟損失などの「特別損益」が発生するとEPSが大きく変動します。こういった場合は「調整後EPS(特別損益除き)」を確認することで、本業の収益力をより正確に把握できます。
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